人間用のおむつを老犬にはかせる!おむつのセットの方法
前回の記事で紹介した通り、大型犬のおむつには人間用のはくタイプのおむつを使うのがおすすめです。
クルトンが使用しているのは、サルバのやわらかスリム薄型パンツ。
これに、同じくサルバの尿取りパッドスーパーをつけています。
はかせる前の下準備
①まずは、しっぽの穴の切り込みを入れます。
あまり穴を小さくしてしっぽまわりがキツキツにならないようにすることも大事ですが、あまり大きく切りすぎると固定されず下がってしまうため、わんちゃんに合わせた位置&穴の大きさをいろいろ試してみましょう。
クルトンはしっぽが太めなので8センチくらいがちょうどいいです。
実は、この穴から吸収用のポリマーがボロボロ落ちてきてしまいます。
細かい粉が落ちて、わんちゃんの体にもついてしまったりで掃除が結構面倒です。。。
気になる方は、ここにテープを巻いて中身が出ないようにするとGOODです。
②次に、おむつに尿取りパッドを装着します。
男の子の場合は、おちんちんの位置によっては吸収面からはみ出してしまうこともあるため、尿取りパッドを気持ち前に出して貼り付けるのがおすすめです。
おむつがカバーできてなくておしっこが漏れてしまったら意味がなくなってしまいますからね><
おむつだけだと、この調整ができないのでおむつ+尿取りパッドの組み合わせは便利だといえます!
尿取りパッドには、もともと固定用のシールがついているので、位置が決まったらペタッとはるだけ!
しっぽ穴のポリマー散乱防止のテープを張る際、尿取りパッドの後ろ側も一緒に固定してあげると安定感が増します◎
下準備完了!わんちゃんにはかせます
まだ立ち上がることができるわんちゃんには、足を通し、しっぽを通し、普通にはかせることができます。
しかし、立っているときは、はかせている最中に歩き回ってしまって逆にやりづらい!
クルトンも後ろ足でわざと蹴ることを覚えて何とか回避しようとしますが、なにしろ老犬。
足腰が弱っているため、これをやられると全身を支えることができなくてヨロヨロしてしまいます。
クルトンの安全のことも考え、また、今後寝たきりになったときもはかせることができるよう、寝たままおむつをはかせるのことにしました。
そこで今回は、寝たきりの場合のはかせ方をご紹介します。
寝たきりのわんちゃんにはかせる方法
①片足&しっぽにおむつを通す
②両足を揃え、足を縮めてあげて反対側へ返す
足をぐっとおなか側に近づけてあげて、伏せの状態の足になるように返してあげるのが一番負担がないでしょう。
特にクルトンの場合は、肝臓がんのある右側の腹部を過度に圧迫しないように言われているので、この方法だとおなかの部分を押す必要がありません。
無理に一気に反対側へ返そうとせず、まずは足&お尻にちょっと力を加えてあげて伏せの形を作る(状態を立てる)、そのあとコロンと反対側へ少し押してあげましょう。
③反対足におむつを通す
④排尿するポイントがカバーされているかチェック
男の子の場合はこの確認がとても大事です。
下準備の際に、おちんちんをカバーするため少し前にだした尿取りパッドですが、しっかりおしっこが出る場所にセットされるかをチェックです。
⑤おむつ全体を引き上げて完成!
おむつの交換時期。何回使える?
もちろん、おしっこ・うんちをしてしまった場合は1回で交換ですが、我が家では、特に汚れがない場合は何回か同じおむつを使いまわしています。
最近ではクルトンも少し回復して自力で外に出ることができるため、無意識の尿漏れの際は尿取りパッドのみの交換で済んでおり、おむつ自体を変える必要が出るのはうんちをしてしまったときくらいです。
しかし、いくら汚れていないといっても、さすがに使いまわしは4日くらいが限界かな、と思います。
日中の仕事中と就寝時しかおむつをつけていない場合の目安です。
クルトンの場合、最大7時間くらいしかおむつは装着していないため蒸れなどの心配もありません。
常時おむつの使用が必要な場合はもっと頻繁に変えてあげたほうがいいでしょう。
新品と、4日目のおむつを比較。
左が新品、右が4日目のおむつです。
腰のゴムが緩くなっているのがわかるでしょうか。(横に広がっている)
こうなると、寝がえりだけでおむつがずり落ちてしまいます。
このまま歩かせると、歩いているうちに下がってきて足に絡まり、ふらつきの原因にもなってしまいます。
また、尿取りパッドも長く同じものをつかっていると、吸収ポリマーの部分が団子状に固まってしまい、ゴワゴワしてきます。
全体的に丸まってきてしまっておむつ装着時にむしろ邪魔になることも。
においがこもったりもしますし、衛生的にもよくないですね。
いくらおむつ自体におしっこやうんちをしなかったとしても、おむつは適宜新しいものに変えてあげましょう!