【今日の動物病院】突然の不調。肝臓がんが発覚。 =老犬介護のはじまり=

【今日の動物病院】突然の不調。肝臓がんが発覚。 =老犬介護のはじまり=

クルトンの病状経過。獣医さんに言われたことを記録として。

ハウスから出てこない・食欲不振でおかしいと気付く

クルトンの明らかな不調は7月6日。

外出中だった私に、母から連絡が入りました。

 

ママ

クルトンの様子がおかしい。
ごはんの時間はいつもハウスから出てくるのに家の中に寝たっきり。
ごはんを口元に持っていっても食べようとしないし、
首があまり持ち上がらないみたい。
うんちも寝たまましちゃってる・・・。

 

最近は耳が遠くなり、人の気配を感じずにぐっすり眠ってしまっていることはよくありました。
朝ごはんの時間にハウスから出てこない自体はそんなに心配なことではありません。
内心、あまり重大な出来事ではないのでは・・・?という気持ちもありました。

 

わたし

このまえ(3週間前くらい)散歩でビニールを食べちゃったから、
それががまだうんちに出てきてなくておなか痛いのかな・・・

 

しかし、いままでごはんを食べないなんてことは一度もありませんでした。
数日前のお散歩であまりに歩みが遅くなっていて、おかしいな・・・という些細な心当たりも。

いつもと様子が違うのは明らかで、動物病院に連れて行きたいところ。
しかし母は仕事で、すぐには動物病院には連れていけません。わたしもあいにくこの日遠方におり、すぐに駆けつけられる場所にいませんでした。

「いま行かないと後悔するかも」

最悪の事態を自然と考えてしまい、涙が頬を伝っていました。

わたしの予定は融通の利くものだったため、クルトンを最優先にすることに。
急遽その日の予定をすべてキャンセルし、実家までの道のりを3時間ほどかけて急いでもどります。

実家につき、クルトンに駆け寄ったとき、想定していたようなコンディションではないことに直面

クルトンは首は持ち上げるようになっていたものの、いつものように立ち上がることなく、
寝たまま力なくしっぽでパタパタ愛想を振るだけ。

これを見ただけでも、ますます嫌な予感がして涙がこみ上げてきます。

急いでクルトンを座布団の上に乗せ、担架にして持ち上げ車に乗せてからかかりつけの動物病院へ。

かかりつけの動物病院に到着

病院の駐車場につき、そのまま担架で運んで診察室にはいることに。
もう何年もクルトンがお世話になっている動物病院ですが、クルトンのそんな状態を見たことがないので先生や看護師さんたちも非常に驚いていました。
到着してすぐ、血液検査・レントゲン・エコーでいろいろな方面から診察。

結果を待っている間に仕事が終わった母とも落ち合うことができ、先生の話は一緒に聞くことができました。

 

せんせい

血液検査の結果、貧血の数値が危ないくらい悪い。
肋骨の下あたりにもやがかかっているのがすごく気になるけど、エコーでもはっきりとは原因がわからないので、
大きい病院を紹介するから今日このまますぐにそちらに行って診てもらうのがいいと思う

ク ル ト ン が 病 気  …?

信じられない気持ちでいっぱいで、そのときは慌てる先生の様子をまるで冗談かのように客観視していました。




大雨の中、先端医療センターへ

先生がそんなに慌てても、深刻な状態じゃないでしょ…?

信じたくなくても、なんとなく胸騒ぎが抑えられません。
紹介してもらった動物先端医療センターへは高速を使って早くて40分程度。
この日は前が見えないくらいの大雨で、クルトンの負担にならないよう安全運転も心がけていましたが、気持ちが逸って知らず知らずのうちにアクセルを踏む足に力が入ります。

初めて行く土地だった為、少し迷ってしまいましたが、予約の時間にはギリギリ間に合いました。

受付で、かかりつけ医から連絡がいっていること、クルトンがいまは立てないことを伝えると、ストレッチャーを持ってきて院内へ連れて行ってくれました。

クルトンはそのまま診療室へ。
わたしたちは待合室で待っていると、院長先生に個室の診察室に通されました。

 

院長先生

肝臓がんが見つかりました。

この腫瘍から出血を起こして、貧血になっていて、
朝はダルい感じがあったんでしょう。
いますぐには必要ないとは思うけど、できれば輸血も考えたほうが良い。
当院でも輸血はしてあげられるけど、あいにくドナー犬が回復中でいますぐにはしてあげられない。
今後のために、もし大型犬を飼っている知り合いがいたら、
ドナーのお願いをしていたほうがいいかもしれない。

「肝臓がん」というワードを聞いて、母と一緒に涙が止まらなくなってしまいました。

 

院長先生

年齢のことを考えると、病気をしていなかったとしてもあと1年生きられるかどうかだったし、クルトンちゃんにはがんに対する治療をするより余生を家族と一緒に過ごすほうが幸せでしょう。

ちょうどこの二週間くらい前に、耳のイボが気になってかかりつけの動物病院に連れて行ったばかりでした。
「年齢的に麻酔も難しいから取らないほうが良いと思う。」といわれていたため、がんに対しても積極的に治療をしないという方針は十分納得いくものでした。

 

院長先生

まだ元気だから、自力で腫瘍の出血している部分を毛で囲い込むようなことが体内で起こるはず。それで血が止まればまた調子を戻してきますよ。

それよりも、脱水の症状もあったからこれからの季節よく気を付けてあげて。
犬の熱中症はがんなんかよりずっと怖いです。

とりあえず、いま奥で点滴をしてますからね。

それから、これから外で飼うなんて絶対ダメです。
この歳で夏の暑さは耐えられません。
こんなに良い子なんだから、一緒に生活しないともったいないよ!
全身を撫でてあげればこの子もすごく喜びます。

院長先生

飼い主さんが悲しい顔をすれば、わんちゃんはすぐに感じ取ります。
ここでは泣いてもいいけど、外では泣いたらダメだよ。
笑顔で迎えてあげて。

そのあと、待合室でクルトンを待ちます。
診療室から出てきたクルトンは、なんと自分の足で歩いて出てきました。
待合室のにおいをかぎまくり、興味津々に歩き回るクルトン。

涙を流さないようにと先生に言われていても、余命が短いことを知った後でクルトンの顔を見た瞬間涙がこみあげてしまいました。

 


院長先生

ちょっと点滴を入れただけでもこれだけ回復したから大丈夫だとは思うけど、
もし心配があるようだったらうちで一晩入院していこうか。

ということで、この日はクルトンを置いて帰ることになりました。

先生に「がん」や「余命」の話をされてから、ずっとふわふわした気持ちのわたしと母。
涙ぐみながら帰路につきます。
14年も病気一つせずに元気でいてくれたことのほうが奇跡的だし、老衰になっても納得いくような年齢ではありますが、わたしたちにとってはまだ子犬の時と同様の「かわいいクルトン」
愛犬の老いを改めて認識させられるものの、なかなか受け入れられない感情です。

翌日退院

翌日、お迎えに行くとすっかりいつも通りのクルトンに戻っていました。
数日かかりつけの動物病院で点滴を続けて、栄養補給だけしてもらってくださいとのこと。

水分を十分とったからなのか、動物病院から出るまでにおしっこが我慢できず、院内でおもらししてしまいましたが、院長先生がきれいに拭いてくださいました(笑)
待合室のみんなに見られてしまい、恥ずかしさで急ぎ足で車まで!

今回は担架の必要もなく、自力で車に乗り込むことができました!!

かかりつけの動物病院で報告&点滴

その翌日、言われた通り点滴と昨日の報告をしにかかりつけの動物病院へ。

 

せんせい

肝臓だと、肋骨の下あたりに腫瘍があるので
なるべく肋骨周辺は刺激をしないように。

なにかで圧迫しちゃったり、
強くぶつかったりしないように気を付けていてください。

何回も車に乗るのも負担になるから、点滴もとりあえず明日までやって、
一週間後に血液検査でいいと思う。

幼いころから診ていてくれた先生は、クルトンのことを第一に考えてくださいます。

わたしたちにしてあげられること、食べさせたほうがいいもの、これからのこと・・・不安に思ったことをいろいろ質問しました。

  • がんには炭水化物が良くないこと。
  • 魚をあげるのが良いこと。
  • お散歩はもう必要ないこと。

わたしたちの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えてくれました。

介護生活のスタート

クルトンの退院の時間までに、家ではクルトンを室内で受け入れる準備をとりあえずではありますが整えていました。

退院して突然家の中に招かれたクルトンは、すごく嬉しそう!

ポメラニアン親子は自分のテリトリーにでかいヤツが侵入してきてけたたましく吠えたてます。
そんなのお構いなしに散策するクルトン。
一方、我が家のウェルカムキャット・まおは、サークルに入ったクルトンの近くに寄り添って寝始めました。さすがまお٩( ”ω” )و なんでも来いです!

これからみんなにはクルトンとの生活に慣れてもらわないと。

 

外で飼っていたクルトンと家の中で一緒に生活することは、昔からずっと望んでいたことでした。

ただ、外での生活に慣れたクルトンをいかに室内での生活に順応させられるかが一番の課題です。
そして、これから長く一緒に暮らすにあたって、クルトンの老いとも付き合っていかなければいけません。
特にすでに段差を上り下りするのが難しい足腰。これから先、筋力低下で今まで通りには生活できないことも考えられます。

この日から、わたしたちの家族全員で試行錯誤の介護生活がスタートしました。




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